Mission
より安全な地域社会の実現へ
世界では今、実に多くの地域において、紛争や内戦といった武力を伴う衝突が長期に渡り続いております。アジアにおいても、領土・民族問題などの脅威は年々高まっています。
アジアにおいて、民間セキュリティ・トレーニング施設を開設し、ハイレベルなセキュリティ・トレーニングの提供をすることで、アジアの軍・政府機関・民間警備会社のスキルアップを実現させ、アジアのより安全な地域環境実現について役割を果たすことをコンセプトとしています。
机上での知識習得と、知識を活用した行動訓練までを一貫して実現することで、トレーニング参加者の疑問や不安が払拭されるまで、豊かな経験を持つインストラクターが指導を実施し、様々な解決方法を持つ人材を育成します。
現状と今後の展開
現状、アジアには、近代装備を有した敵対勢力に対する、CQB等のスキル習得に有効な民間による総合的トレーニング施設は存在していません。
又、地域紛争や、テロ戦争などに対応できる人材の育成には、総合的かつ世界水準の施設が不可欠です。キリングハウスを使用した近接戦闘や室内からの人質救出トレーニング、精密射撃フィールドでの環境に左右されない正確な射撃スキルトレーニング、ジャングルフィールドでのタクティカルフォーメーションや偵察スキルの向上、実際の航空機を模した施設によるハイジャック対策、サーキットでのエスケープドライビングなど、アジア地域における最新最高レベルのトレーニング訓練場が必要不可欠になってきています。
海岸を使用した海上セキュリティ訓練場を増設する事で、市街地、ジャングル、海上を網羅したオールラウンド環境の訓練施設が完成します。その訓練場で習得する多角的テロに対応するスキルアップは、世界で想定しうるあらゆる環境に対応出来るでしょう。
すべての条件下(平常時から戦闘有事)での警備警護、及びミリタリースキルに即した高度な経験と技術を有するインストラクターの派遣や教育は、クライアントのセキュリティ品質を高めるものになります。
安心安全の確立
型式の古い銃火器や戦術であっても、我々の訓練施設でスキルアップトレーニングを実施すれば、軍隊関係者、政府機関・民間警備会社のセキュリティガードマン達のスキルアップが望めます。
宿泊施設も完備されたKASOTC訓練場でセキュリティスキルを大きく向上させることにより、地域のより安定した治安が構築される事でしょう。
Support Facilities
KASOTC のサポート施設は殆どのニーズに応えています。基本的な救命処置であれ、救急医療であれ、一度に最大 1,100 人の研修生を受け入れる準備が整っています。施設には、ランニング トラックとサッカー場を併設した最先端の体育館、完全なケータリングの食事施設、300 席の講堂、ハウスキーピングとランドリー サービス、救急医療を提供できる医療センター、そして充実したプロショップが在ります。
Training Facilities
KASOTC は、世界で最も技術的に進んだ機器、計測器、ターゲットシステム、複数の射程距離訓練を備えた最先端の施設です。 25 平方キロメートルの敷地には、2 億ドル以上の価値がある最先端のトレーニング施設が備わっています。 KASOTC の施設はあなたの期待を超え、最適なトレーニングソリューションとなるでしょう。
フィジカルトレーニング項目
(3日間コース~10日間コース)
KASOTC カスタム プログラムは、特殊作戦および法執行の戦術、技術、手順の全範囲に及びます。すべてのカリキュラムは部隊規模の訓練ニーズに合わせてのオーダーメードが可能であり、訓練生は世界中のどの特殊作戦訓練をも超える奥深さ、幅広さ、現実性に驚くことでしょう。
CQB(近接戦闘)
市街地戦、室内、街中、森林などの限られたエリアでの戦闘方法、計画レベルに合わせた指導教育を行います。どの国の軍、警察でも指導致します。
CQC(近接格闘)
接近戦での格闘術を指導致します。シーンに合わせた、格闘術を習得できます。街中から戦場までのあらゆる状況に合わせたメニューの用意が可能です。他国軍、警察も指導致します。
ライアットディフェンストレーニング
暴動は、自国の脅威になる場合や他国の脅威になる場合がありますが、国際化されたメディアからの分析で、対応方法による国家レベルの裁量が分かる様になりました。暴動に対しての制圧方法、マスメディア対応など、多岐に渡り指導致します。
VIPセキュリティ
色々な場所を訪問するVIP要人、群衆との対話コミュニケーションを行う要人、アーティスト、アスリートへの警備セキュリティを指導致します。 レベル・内容に対応した指導が可能です。
シューティング(精密射撃、銃火器の知識)
フィールドでの精密射撃を指導致します。基本の射撃や移動しながらの射撃、様々な姿勢による射撃まで、政府官僚や政府警備エージェントまで指導を致します。銃の所持が禁止されている国に足しての、銃火器の知識、対応方法の教育も行います。
スナイパーライフル スキルトレーニング
スナイパーの最も重要な任務は、戦闘時における味方の支援であり、隠れた場所から敵をスナイプして作戦を成功へと導くのが任務目的となります。またスナイパーは2名の以下で行動することが多く、隠密行動やサバイバル、テクニック、カモフラージュなどのスキルを身につけなくてはいけません。スナイパーとして活動できるようトレーニングします。
ラペリング(ロープワーク)
近代戦術において、犯人制圧などに最良の方法で、建物の外部よりロープを使い降下し、窓などから偵察、侵入を行い、犯人などへの対処を行うスキルです。 ラぺリングスキルを使用することにより戦術の幅が広がり、緊急時の素早い対応が可能となります。 ビギナーからプロまで指導を行います。
ボート上陸トレーニング(日中・夜間)
近代戦においては、夜間・偵察・奇襲でスナイパーチームやスペシャルフォースが小型のボートで上陸攻撃する戦術が多くなっています。 小型船を使用したトレーニングを提供致します。
水中戦術トレーニング
水中、上陸、ダイビングのトレーニングを行い、装備品の基礎知識、取り扱い方法を学びます。基本的に水中から上陸する際のポイントをベースにトレーニングを致します。
レスキューダイバートレーニング
ダイビングや海上ミッションは、時として予想外のアクシデントに遭遇する場合があります。落ち着いて対処すればすぐに解消できる小さなトラブルでも、それが引き金になり、一瞬にしてストレスから不安、パニックへと拡大する確率が高いので、そのメンタルトレーニングを行います。。 レスキュートラブルが発生しても、即時対処できる知識を身につければ、トラブルを冷静に受け止めることが出来ます。事故時の多種類の救命方法を学びます。
カーセキュリティ対応
対テロ、VIP警護、戦闘地区では、最も身に着けるべき重要なスキルになります。 戦闘地区、非戦闘地区で対応が異なるため、高度分析によるハイレベルな判断スキルが必要です。それぞれの状況をカバーしたトレーニングを提供致します。
航空機対テロ対策
近年のテロリストは民間機のハイジャック、爆発など、航空機を使用した事件を多く発生させています。航空機は建物と構造が違い、事件解決までに緻密な分析と判断が必要になるため、戦術までの時間を要します。効率よく制圧し、事件の早期解決までの訓練を提供致します。
偵察シミュレーション訓練
PC,人工衛星、GPS画像処理が大きく進化した現代においても、人間による情報収集活動(ヒューミント)は重要です。基本的な知識から行動計画に至るまで、細部にわたるテクニックトレーニングを提供致します。
パトロール・シミュレーション トレーニング
パトロール技術は非常に重要であり、自分たちのコントロールエリアの安全確認、敵がエリア内に侵入したときはハイテク技術をもって追跡するなど、様々なツールとスキルが必要となってきます。 これらパトロール技術を段階的に提供致します。
日本人向けオリジナルトレーニング例(10日間)
市街地戦、室内、街中エリアでの戦闘防御方法、計画レベルに合わせた指導教育 |
接近戦での格闘術 |
暴動に対しての制圧方法、マスメディア対応 |
色々な場所を訪問するVIP要人、群衆との対話コミュニケーションを行う要人、アーティスト、アスリートへの警備セキュリティ |
基本の射撃や移動しながらの射撃、様々な姿勢による射撃 |
パトロール技術を段階的に提供 |
医療コース
(5日間~10日間コース。ヨルダンへの渡航2日間。)
Combat Medical Care under Fireコース
救命医療と負傷者の安定化について理解する法執行機関者、軍人を対象にしています。
基本的な解剖学と生理学 |
ケアの段階 |
大出血の制御 |
気道 |
呼吸中 |
腹部外傷 |
包帯と添え木 |
頭と脊椎の外傷 |
目の怪我 |
ショック |
避難 |
Combat Surgical Interventionコース
戦闘状況における医療職員の外科的能力を強化するとともに、最初の負傷者ケア中に重篤な外傷を管理する方法を学びます。医師のみが受講可能です。
戦術医学の紹介 |
戦闘状況における医療の役割 |
フィールド医学 |
民間医療と戦闘医療の違い |
医療介入(ゴールデンアワー) |
入院前の薬 |
火災トリアージ下の医療 |
現場での医療 |
完全な患者評価 |
戦術における避難 |
戦闘状況における医学的考慮事項 |
戦闘中の外科手術 |
戦いの傷と治療 |
切断とデブリードマン |
モールラージュを使用した TCCC シナリオ |
Medical Nursingコース
医療現場で医療看護を提供する際に、指導に必要な知識とスキルを職員に提供し、必要なスキルのデモンストレーション能力を高めること等を目的としています。
看護学入門 |
地域における看護の役割 |
看護プロセス |
看護学に関する教育プロセス |
看護指導 |
指導方法とアプローチ |
看護に適用される教育/学習プロセス |
看護業務の範囲 |
看護に適用される教育モデル |
侵襲的処置の例 |
看護倫理 |
看護スキル開発手法 |
看護技術のデモンストレーション方法 |
研修生(第1グループ)による講義発表(モニタリング付き) |
研修生(第二グループ)による講義プレゼンテーション(モニタリング付き) |
モニターによる研修生によるスキルデモンストレーション |
モニタリングによるディスカッションとフィードバック |
グループ指導 ■効果的なセミナーを構築する ■研修生によるモニタリング付きセミナ |
ケーススタディの開発 |
モニタリングを伴うケーススタディアプリケーション |
研究手法 |
Surgical Assistanceコース
戦術的戦闘傷害ケアのガイドラインに基づく入院前の外傷生命維持の原則に従って、戦闘環境で医療を提供するための知識とスキルを設計しています。医師、救急隊員、看護師向けです。
現場での戦術的な傷病者のケアと手術支援 |
戦術チーム内の医療の役割 |
戦術的な医学用語 |
解剖学と生理学 |
入院前の医療ケア |
キネティクスと戦術への影響 |
高、中、低エネルギーによる損傷 |
トラウマ管理 |
呼吸器損傷と介入 |
循環器損傷と介入 |
ショックと介入 |
神経損傷と介入 |
循環、気道、呼吸 (CAB) |
銃撃にさらされる医療 |
ゴールデンアワー |
戦術における医療スキル |
タクティカルフィールドケア |
患者の評価 (医学的および外科的) |
医療避難 (9 ライン) |
避難訓練 |
戦術的な外科スキル |
フィールド機器 |
FTX ムーラージュ (パトロール) を使用した戦術シナリオ |
TX Moulage を使用した戦術シナリオ (市街地) |
Tactical Combat Casualty Care (TCCC)上級コース
銃弾、爆発物、化学兵器、その他の外傷による重傷者への戦術的医療を訓練することを目的にしています。過酷な環境下で外傷に直面する際の心理的障壁を打ち破り、ためらうことなく巧みに医療が提供出来るように訓練します。基本的なTCCC知識を持っている事が条件です。
戦術作戦中の負傷の医学的評価 |
戦術作戦を妨げることなく、救命のための医療介入を提供 |
チームワークを確保するための戦術作戦中のグループリーダーやメンバーとのコミュニケーション |
グループ内の命を救い、死亡者数を減らす重要な医療処置を実施する能力 |
輪状甲状腺切開、胸腔ドレーン、縫合、針減圧 |
医療訓練と戦術シナリオの組み合わせ |
戦術作戦を妨げることなく、迅速避難 |
計画上の考慮事項 |
日本人向けオリジナルコース例(平日5日間×前期、後期。週末2日間×5回)
講座形式:(一部実技あり) |
接基本的な解剖学と生理学 ●ケアの段階 ●大出血の制御 ●気道 ●呼吸中 ●腹部外傷 |
包帯と添え木 |
入院前の薬 |
完全な患者評価 |
戦闘状況における医学的考慮事項 |
戦いの傷と治療 |
看護学入門 |
地域における看護の役割 |
看護業務の範囲 |
侵襲的処置の例 |
戦術作戦中の負傷の医学的評価 |
戦術作戦を妨げることなく、救命のための医療介入 |
チームワークを確保するための戦術作戦中のグループリーダーやメンバーとのコミュニケーション計画 |
グループ内の命を救い、死亡者数を減らす重要な医療処置を実施する能力 |
戦術作戦を妨げることなく、迅速に避難を調整する方法 |
現場での戦術的な傷病者のケアと手術支援 |
戦術チーム内の医療の役割 |
戦術的な医学用語 |
入院前の医療ケア |
トラウマ管理 |
銃撃にさらされる医療 |
戦術における医療スキル |
など